博士の理不尽な日常、番外編 kei


どもですー。
暫く、あっぷできなくなりそうですので、ちょっと短い番外編を書いてみました。いらんことするなって?・・・すいませんw
まぁ、前からこういう日常の一寸したとこは書いてみたかったのであります。
あと、このお話の1〜3話は
http://pso.dricas.ne.jp/bbs/p/pso/413/sqqlly/index.html
http://pso.dricas.ne.jp/bbs/p/pso/418/yhbfff/index.html
http://pso.dricas.ne.jp/bbs/p/pso/422/evmbty/evmbty.html
に御座いますーもし万が一お読みになりたいとあらばどうぞです。
それでわ・・・・

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ここはソフィの部屋、
ケイは新聞を手に紅茶を飲んでいる。
ジャドはテレビを見ながら愛剣の手入れ。ソフィとペディは出かけようとしている。
「では、お買い物に行ってきますけど「何も」しないで下さいね。」
「呼吸もかな?」
「出来ればそう願いたいですわ。博士。」
そういい残すとソフィーはペディをつれて夕飯の買い物へと出かけていった。

博士の理不尽な日常
番外編、「楽しいお買い物」

「ふんふんふ〜ん♪」
ペディが買い物篭を片手に鼻歌を歌う。
「ほら、よそ見してると車や人にぶつかるわよ?」

ガション!!

「あ、言わんこっちゃないわねぇ。」
赤信号で飛び出してきたエアカーがペディと接触事故を起こす。当然のように車が吹き飛んだ。
「〜♪」
しかしペディは気が付きもしないようだ。
街中の人間がペディから避けるように、すぅっと引いていく。
「あ〜あ。お気の毒。・・・でも、信号無視なんてするからよ。」
ソフィがエアバックに埋もれる運転手を覗き込むように見る。
と、ファンファンとサイレンを鳴らしながらパトカーがソフィの下にやってきた。
「事故に巻き込まれちゃったわけか・・・参ったわねぇ。」
こちらに向かってくる警察官になんて言い訳しようかとソフィは思考を巡らせる。
しかし、警察官は思いもよらぬ発言をする。
「ご協力感謝します!」
ソフィはちょっと当惑する。
「ソフィ様、どうなさいましたぁ?」
流石の鈍感ペディも騒ぎに気づいたらしい。ソフィのもとにとてとてと戻ってくる。
・・・あ、こけた。
「どういうこと?」
ペディのほこりを払ってやりながら、ソフィが警察官に尋ねる。
「はい。この男、銀行強盗で御座いまして・・・車で逃走中のところ、そこの方が身を呈して止めてくれた次第であります。」
若い警察官は感動しきったひとみで二人を見つめるのであった。
(なんだかなぁ〜。)
ソフィは苦笑いすると、感謝状の申し出を断ってペディといっしょにその場を離れた。

・・・

買い物も済ませ、帰途につく二人。暫くいくとペディが一つのショーウィンドウの前で立ち止まる。
そこは、アンドロイド用のパーツショップ。ショーウィンドウには可愛らしくあしらわれたレイキャシールのダミーが置いてあった。
それを、少し寂びそうな表情で見上げるペディ。確かにペディーのボディには傷一つついていないのだが、あまり綺麗とはいえない状態であった。
「博士は、買ってくれないの?こういうの。」
ソフィがペディに尋ねると、ペディは首を横に振る。
「きっと、頼めば買っていただけるのでしょう。・・・ですがそれは、貧乏な博士に無理をさせる事になってしまいます。」
「そうねぇ・・・。」
ソフィが値札を覗き込む。
(うっ・・・結構高いじゃない。)
そこに書いてあるのはおいそれとはでない額。勿論其れはソフィーにしても大きな額であった。

・・・

「博士ぇ、ジャド様ー、ソフィ様。晩御飯できましたよ〜」
食卓に並ぶ、美味しそうな料理たち。
ガスマスクの隙間から無数の触手のようなマニュピレーターを突き出して、それで食事をとりながらケイがソフィーに尋ねる。
「ソフィ高かったのではないのですか?」
「そうでもなかったですよ。なにも、オーバーフォールに出したわけではないし。・・・それに、人の部屋の中に呼ばれたら綺麗にするのが礼儀です。」
そう言うとソフィーは割高な夕食に舌鼓を打つ。
「ふむ。ペディ、いらっしゃい。食事も終わったし少しメンテをしてあげます。」
「はい!博士。」
そう言うとペディは真新しい青い腕輪をそっと撫でるのであった。

番外編おしまい。

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いかがでしたでしょう?番外編。
楽しんでいただけましたでしょうか?
こういうのかいてるとイラストと書ける人が羨ましくなりますです。
どこかに書いていただけるイカシタお方はいらっしゃいませぬかなぁ?
こんな駄文じゃむりっすね(TT;
それでわ、感想、苦情、お待ちしています。
JAROはご勘弁ください〜


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